高岡を誇りある、豊かなまちへ
「産業支援と観光」


約束

古城公園の史跡価値向上事業を大幅に前倒して実施します
現在、古城公園は、2023(令和5)年3月に策定された「高岡古城公園樹木管理行動計画」にそって、樹木管理が進められています。2053年までに30年をかけて実施するこの計画の中で、特に史跡価値向上に資する取り組みを前倒すことで、観光需要の拡大、市民の誇りの復活をめざします。
それに並行して、お堀の水をきれいにするための施策について大至急検討を始めます。平成初期、水量確保と水質改善のため大規模な導水工事が行われましたが、導水の期間が限られるなど十分に機能しているとは言えません。「日本三大水堀」の名に恥じないお堀を復活させるために、底にたまった堆積物を除去する浚渫工事の必要性、導水事業の有効性を確認していきます。
そして、トイレの洋式化、銘板の更新を、2025年7月以降、できるだけ早く実施します。
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「ビジネスサポートセンター」の設立に向けて動き出します
経営の専門家が、新規事業立ち上げから、売上拡大、広報、賃上げ、採用、事業継承など中小中堅企業のあらゆる経営相談に、並走して支援します。
月収アップのための賃上げは市民生活の向上につながります。女性・移住者を積極的に採用するアドバイスは、活力ある高岡の実現にもつながります。
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アルミリサイクル技術発展を全力支援、高岡をアップグレードリサイクルの拠点へ
高岡市を「アップグレードリサイクル」の先進都市として育てます。アップ グレードリサイクルとは、高度な技術を使ってより高品質・高付加価値な素材や製品へと再生する取り組みです。
高岡に立地する富山大学先端アルミニウム国際研究センターと連携した企業誘致と地場産業活性化を検討し、資源循環と産業振興を両立する未来志向のまちを、皆さんと共につくります。
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データセンターを誘致し、新たな産業と雇用を生み出します
データセンターとは、企業や行政のデジタル情報を安全に保管・管理する施設で、重要な社会インフラの一つです。冷涼な気候や自然災害の少なさ、豊かな電力インフラなど、高岡市の強みを活かし、企業に魅力ある環境を整え、情報産業の拠点づくりを進めます。建設・運営に伴う雇用創出や地元企業の活躍の場も広がります。
高岡に未来を支える新たな産業の芽を育て、次世代に誇れるまちを築いていきます。
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伝統工芸のブランド化を進め、高岡の魅力を世界へ発信します
高岡市の誇る伝統工芸のブランド化を積極的に進め、特にアジア市場の販路開拓を支援します。具体的には、現地展示会や見本市への出展支援、越境ECの多言語対応、現地バイヤーとのマッチングなどを強化します。さらに、職人の育成・海外派遣も支援し、高岡の工芸文化の魅力を世界へ広げていきます。
伝統を守り、世界とつながる高岡を実現します。
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農業基盤を守り、豊かな食を、次世代へつなぎます
米や麦類、チューリップなど高岡ならではの農産物は地域の誇りです。しかし今、担い手不足が深刻化しています。JAと協力して、農産品の高岡ブランドを立ち上げる、スマート農業の導入を強化するなどの取り組みで、若者の就農者も呼び込みます。ます。用排水路や農道、農業施設などの農業基盤を守り、高岡の豊かな土壌と水、農村風景、そして食を守ります。
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市民の誇り「高岡古城公園」の歴史的価値を早急に向上させます
前田利長公が築いた高岡古城は、堀や石垣が良好に残る名城で、市民の誇りであり、また観光資源としても、重要な財産です。城跡としての価値を早急に高めるため、既存の30年整備計画を大幅に前倒しで推進します。整備工事中も、市民・観光客に公園を楽しんでもらえるよう、完成後イメージを掲示し、美観を損ねない配慮も行っていきます。
そして、トイレの洋式化、銘板の更新を、2025年7月以降、できるだけ早く実施します。
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二上山をはじめとする歴史文化・自然遺産を、保全し活用します
高岡市の象徴的な自然遺産である二上山は、万葉の 歌にも詠まれた歴史ある山であり、市民に親しまれる憩いの場でもあります。この貴重な自然・文化資源を次世代に残すため、遊歩道や案内表示の整備、安全対策を含めた保全計画を進めます。また、地域全体に点在する歴史文化資源と連携させることで、学びと観光の場としても活用を図ります。
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雨晴絶景スポットと伏木の歴史・文化を磨き上げます
雨晴海岸は立山連峰と海の絶景を望める人気観光地として注目を集めています。この魅力をさらに発信し、伏木地区との周遊観光を促進します。国宝・勝興寺をはじめとする伏木地区に点在する史跡等の歴史資源の価値を磨き上げ、文化的魅力を発信します。あわせて周辺の駐車場整備も行い、観光客の利便性を向上させます。高岡ならではの自然と歴史が調和した観光都市を目指します。
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古城公園を中心とした周遊観光を強化します
古城公園を中心して、高岡大仏、山町筋、金屋町、瑞龍寺などを観光客が気軽に楽しめるよう、周遊観光の交通システムを整えます。観光客の利便性も高める路線バスルートの開拓、観光循環バスや「グリーンスローモビリティ(環境にも優しい低速電動小型車)」の導入を検討します。
歴史とまちをつなぐ移動手段で、高岡の観光に新たな風を吹き込みます。
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アジアプロモーションを強化し、インバウンドを誘致します
高岡の伝統文化や景勝地の魅力を高めることと並行して、国内外に魅力を発信していきます。
特に、アジア向けの観光プロモーションを強化し、インバウンドの流れをさらに加速させたいと考えています。具体的には、現地SNS発信や旅行博への出展を通じて、インバウンド誘致戦略を展開し、アジアからの観光客を継続的に呼び込む体制を整えます。